【2018年5月30日】

JR新庄駅から先生と一緒に山形新幹線で東京へ向かい、浜松町からモノレールで羽田空港へ。
すっかり陽が落ちた羽田空港で、スケッチ旅行を主催する会社の添乗員のTさんや東京や九州から参加した先生のお弟子さんたちと合流しました。

空港内のブースで、事前に送っていたトランクを受け取り、現金をユーロに両替。ついでにauのブースで海外通話定額を確認。これで通話やメールもばっちりできるはず。

これから乗る飛行機は、夜11時過ぎ発のエールフランス便で、スポットにすでに駐機していました。B777-300ERには初めて乗るなぁとワクワクを感じながら搭乗手続きを待ちます。

190530a.jpg

羽田(HND)からパリ=シャルル・ド・ゴール空港(CDG)に直行の約12時間、機内泊のフライト。
離陸後すぐに北上し日本海を渡り、ハバロフスク辺りから北西へ転進後はひたすらロシアを横断。バレンツ海辺りからフィンランドを横切り、バルト海を渡ったドイツ上空からフランスへと入るルートです。


搭乗手続きを終え、乗り込んだクラスは当然エコノミー。しかも私の席は、左舷3席の中央。
とにもかくにも機上の人となった時には日本とのしばしの別れと旅気分満点でしたが、とにかく狭い上にちょうど主翼の上のあたりで窓の光景も見にくいし、通路に足を投げ出すこともできないので前の席がどうやっても膝に触れてしまい、機が揺れるたびに痛い。。

190530b.jpg

眠れもせず音楽を聴くでもなく、目前の地図(現在地)や飛行高度が表示される液晶ディスプレーを見つめたまま、ただ早く着いてほしいと願うばかり、まるで苦行の様。。

それでも、機内食を済ませ乗客が寝静まってからもただ液晶画面をぼんやりと見つめながら時間を過ごしているうちに、窓の外の明るさも少し強まってきました。

やがて高度が下がりデンマークからドイツ上空に差し掛かるあたりには、いよいよヨーロッパに来たんだという気持ちが高揚し始めて、それまでのフライトの長さも忘れたのでした。